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2016.09.13

シン・ゴジラはゴジラ映画か

シン・ゴジラ、観客動員が好調なようで、特撮ファンの一人として喜ばしいことです。
そして、ロケ先が鎌倉、横浜洋光台といった馴染みのある所だったり、武蔵小杉、そして蒲田、品川ということで筆者自身の住んでいた所や仕事場のある所だったりというところも気になり、封切りから一ヶ月も経った週末に見にいきました。

横浜のムービルでしたが、今ちょうどアニメ「君の名は」もヒットしていて結構賑わっており、チケット売り場は列ができていましたが、自分は事前にネット予約しておりすんなり劇場に。もう一ヶ月も経っているから空いているかと思いましたが意外に混んでおり、さらに子供連れがほとんどいなかったのが意外でした。

上に予告編を貼り付けましたが、いつ無くなるか分からないので、ちょっといただいてきた写真。。。(今回ちょっと、が多いです。スミマセン、ご容赦ください;)
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地元民のローカル解説です;)。この絵は鎌倉駅から北鎌倉方向の扇ガ谷付近ですね。
七里ヶ浜から稲村ヶ崎をかわして由比ヶ浜から上陸、御成通りを通って鎌倉駅方向を進んでいます。

この後、映画では朝比奈、釜利谷?方面へ、と言っていたようですが、この絵は栄区上郷町を公田から洋光台方面へ進んでいます。
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この絵を見て、懐かしの「SimCity」を思い出しました。というか絶対狙っていると思います、この監督。
シムシティの始まりはMacで、しかも白黒でしたが、当初からモンスターが唐突に出て町を破壊します。カラー版も初めは緑色の怪獣で鳴き声もゴジラそのものでしたが、筆者が買った1991年にはこの図のようにオレンジ色になって鳴き声もガマガエルのようでした。
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こんなです。当時、東宝あたりがクレームをつけたから変わったのでは?と言われていましたが、、
Images


今回の新ゴジラ、結構オレンジ色なんですね。

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なお、この後、洋光台あたりを通過、そして西谷を通って行くので、うちの実家のあるあたりは危険です;)。その後一気に武蔵小杉ですが以前住んでいた法政二高あたりは無事だったようです。
多摩川の防衛線を突破し、大田区から国道1号線(第二京浜)を通過して東京駅に至ります。途中の西大井にある会社は無事だったでしょうか?
なお、このゴジラ、最初は両生類のような形で、多摩川から蒲田の運河を進みます。途中いきなり進化して二足歩行を始めると、初代ゴジラと同じく品川、南大井に移動します。この場面は音楽も含め、初代ゴジラのオマージュです。


さて、ネットではこの映画に対する評価が真っ二つに分かれているようです。上映当初は否定意見が多かったようです。
筆者がどう思ったか、どうでも良いと言われたらその通りですが、ちょっとだけ。

まず、筆者は過去の「ゴジラ」シリーズは特撮を見るものであってストーリーは好きではありませんでした。かの名作、初代「ゴジラ」も好きなのは前半から中盤、ゴジラが東京を破壊して自衛隊を物ともせず悠々と東京湾に沈むあたりまでです。被災者の救護所の場面は俊逸です。
ですが、後半、芹沢博士が「オキシジェン・デストロイヤー」で特攻するというお涙頂戴は辟易するほどです。

その後のゴジラシリーズは、VS物が多くなるのですが、日本語を話す宇宙人や超兵器、ロボットが出てきて子供向けになります。勿論、筆者は小学生でしたから劇場には行けないもののテレビで見ていました。しかし、同じ円谷と言いながら、「ウルトラマン」の方が好きだったのです。
その理由は、下手なお涙頂戴の人間ドラマが最小限に抑えられた、センスオブワンダーだったからです。

その点、今回のシン・ゴジラは庵野監督脚本という不安があった;)ものの、今までのゴジラ映画とは違いました。筆者は面白かったのです。

話が個人の人情話などなく、政治家、官僚の群衆劇だったこと、特に日本らしさを象徴する最終作戦が、冗談半分で最高でした。
解析の結果、ゴジラの活動源は体内原子炉状器官であり、それを冷却する体液循環を止めることで害獣駆除の手段となります。政府が一般企業に依頼して製造した「血液凝固剤」を、ゴジラに「飲ませる」のがコンクリートポンプ車なのです。戦車や戦闘機ではないのです。他にも新幹線や在来線が「無人爆撃列車」となったりします。(これ、電車では鉄道システムが壊滅した状態では無理かと。ディーゼルや蒸気機関車にして欲しかった;)

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自衛隊や米軍の武力攻撃が役に立たず、米国が核爆弾攻撃する秒読み段階というなかで行われたのが科学力と民間力と政府の協力というのですから痛快です。
閣僚が途中で殉職してしまい、残った農林水産大臣(ゴジラ1回目の出現時は外遊のため不在)が総理代理になって、それまでの閣僚のような勇ましさがない人が、実は核兵器阻止に尽力して日本を守った、というのも面白い。

本当に前半は政府対応はお役所的で、さらには勇ましいものの最後は責任を総理に押し付ける武力行使で、それらが壊滅した後、日本の官僚のネゴ、ツテを駆使した民間協力と、日本政治家特有ののらりくらり外交交渉で勝つというのが対照的です。
ただ、体液を凝固したら凍るのではなくて、冷却不能でメルトダウンするのではないかな。科学的なのかどうかは疑問?

あ、勿論、特撮の素晴らしさは言うまでもありません。CGなので手作り特撮がほとんど見られなかった(うまく溶け込んでいた?)のがちっと残念ですが。
庵野、樋口監督、ぜひこの調子で「エヴァンゲリオン」ではなく「帰ってきたウルトラマン」を撮ってくれませんかね。


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